ペットショップで手作りドッグフードを購入するメリット・デメリット

ペットショップで手作りドッグフードを購入する

ドッグフードを毎日手作りするのはハードルが高い…という方のために、ペットショップで手作りドッグフードを購入するという方法があります。
一般的なペットショップは犬や猫、ドッグフード(市販品)、ケージやおもちゃなどの関連商品が売られていますが、中には「手作りドッグフード」を売っているところもあります。

手作りドッグフードは全国規模のチェーン店のペットショップよりも、個人経営の小さなペットショップで売られていることが多いです。
主にペットショップのオーナーさんやスタッフさんが手作りをして、それを店頭で売っているというパターンが多いようです。
商品として生体販売しているわんちゃんに、実際に与えているごはんを売っているところもあります。
同じペットショップでわんちゃんを買ったのであれば同じごはんを与えることができますので、お家に迎えたわんちゃんのストレスを軽減することもできますね。
ラインナップも豊富で、総合栄養食からおやつ、中には犬用ケーキなど様々です。

それでは、ペットショップで手作りドッグフードを購入することのメリット・デメリットにはどのようなものがあるでしょうか。
ペットショップによっては通販で購入することも可能ですが、この記事では店頭で購入した場合のメリット・デメリットを紹介します。

通販で購入する際の詳細に関しては、以下の記事を参考にしてください。
 →通販サイトで手作りドッグフードを購入するメリット・デメリット

メリット

疑問点をその場で解消できる

ペットショップで売られている手作りドッグフードは、店員さん自らが手作りしていることが多いです。
そのため、材料の質やアレルゲンの有無、与え方(量やふやかしの有無)などを店員さんにその場で直接聞くことができます。
市販品の場合は電話などでメーカーに問い合わせ、通販の場合は電話やメールなどでの問い合わせが必要であると考えると、その場ですぐに顔を合わせながら質問できるメリットは大きいと思います。
手作りドッグフードに対する店員さんの情熱や思いなども肌で感じることができますので、それも一種の判断材料になるかもしれません。

実物を確認してから購入することができる

こちらも店頭購入の場合ですが、実際の商品を手に取って吟味することができるのは、大きなポイントです。 インターネットなど通販ですと、写真や説明書きなどを見て判断するしかありませんが、お店に出向けば大きさや重さ、色などを飼い主さん自身の目で確かめることができます。
お店によって対応は様々ですので一概には言えませんが、わんちゃんを連れて行けば試食などをさせてくれるかもしれません。

安全性が高い

手作りドッグフードは「安全」を売りにしていますので、ペットショップで売られているものも無添加または危険な薬品・材料を使用していないものが多いです。
ペットのプロである店員さんが作ったり、選んだりしたものですので、品質や栄養に関しては安心してよいといえるでしょう。
万が一問題が発生した場合も、店頭に赴けばスタッフさんに問い合わせたり、相談することができます。

デメリット

賞味期限が短い

手作りドッグフード全般にいえることですが、多くは保存料などの添加物を投入しないシンプルな作りになっていますので、基本的に賞味期限が短いです。
(逆に無添加を謳っているのに、やけに賞味期限が長い場合は表記にない保存料などが添加されている可能性があります。)
ドライフードでなければ、冷蔵・冷凍保存が必要になるものも多いです。
保存方法や期間をきちんと理解していなければ、せっかくの手作りドッグフードのメリットを生かしきれません。
購入の際に店員さんによく聞くなどして、事前に確認しておくようにしましょう。

値段が高い

こちらも手作りドッグフード全般が該当するデメリットですが、製造数や使用する原材料の都合上、どうしても価格が高くなりがちです。
通販とは異なり送料はかかりませんが、それでも割高になることは事実です。
おやつなどの少量の商品は比較的安価になっていますので、まずはそちらから試してみるのもよいでしょう。

販売店舗が限られる

店頭購入の場合は、お店まで直接足を運ばなければなりません。
近場であれば便利ですが、ちょうどいいところに手作りドッグフードが売られているペットショップがあるとは限りません。
チェーン店とは違い、個人経営のペットショップは店舗数が全国で一店舗のみ、ということも十分に考えられます。
旅行先などで手に入れたいときや、出かけたついでに買っておきたい、という際には全国展開をしていないショップは少々不便かもしれません。

遠出した際に買ったドッグフードが良いものだったとしても、通販などのサービスがなければコンスタンスに手に入れることは不可能です。
おやつやケーキのように毎日は口にしないものならば問題ありませんが、日常的に与える主食となりうるものの場合は、こういったお店で購入するのは不向きであるといえるでしょう。

ペットショップにて手作りドッグフード(とくに総合栄養食)を購入するのは、利便性の意味では優れていないことを理解したうえで、購入を検討するようにしましょう。

大量生産はできない

手作りドッグフードは工場で大量生産するものではありませんので、そもそも販売される商品の母数が少ない傾向にあります。
小さなペットショップであれば、一日限定数点、というドッグフードもあるでしょう。
そういった商品の場合、市販品と比べて安定して購入することが難しくなる可能性が高いです。
売り切れや製造停止(または休止)なども、念のため考慮に入れておかなければなりません。
ただでさえ保存がききにくいうえに、安定して購入することが難しい商品であることは、理解しておきましょう。

総合栄養食のドッグフードは主食となりますので、あまり頻繁に種類を変えることはおすすめできません。
費用の面でも購入手段の面でも、長く続けられるフードを選ぶことが大切です。

とはいえ、一度に大量生産ができない分調理が丁寧で、管理の目も行き届いていると思われます。
大量生産が難しいというデメリットは、様々なメリットの裏返しでもあるのです。
メリット・デメリットをよく考慮してから購入に踏み切ることが大切です。