ドッグフードを与える量を変えるタイミングは?

ドッグフードを与える量を変えるタイミングは?

ワンちゃんに毎日食べさせるドッグフードですが、一生涯ずっと同じ量を与えればいい、というわけではありません。 加齢や体調、体質によって、ある程度の量を調整することが必要な場面は出てきます。 少量の変化であれば、ドッグフードの種類を変えるよりもわんちゃんに負担をかけないことが多いです。 ですのでどのタイミングで量を変える必要があるのか、把握しておくことが大切です。

また、単純に量を変えるだけでなく、ドッグフード自体を別のものに切り替えたほうがよい場合もあります。 量を変えるほうがよい場合、ドッグフードそのものを切り替えた方位がよい場合など様々ですが、臨機応変に対応していきましょう。

基本的な、一度に与えるドッグフードの量に関しては下記の記事を参考にしてください。
1回に与えるドッグフードの適量とは?犬に合わせた調整も必要

ライフステージによって変える

犬も人間と同様歳をとっていきますが、それに伴って食事の量も変わっていきます。 例えば人間の場合も、幼いこどもが成長期になると突然よく食べるようになったり、歳をとると油物を受け付けなくなったり、食欲が落ちたりします。 それと同じ現象が、犬にも起こります。

ライフステージごとの適切な給餌量を、きちんと知っておくようにしましょう。

子犬(成長期)から成犬(維持期)へ

↓減る

成長期真っ只中の子犬は、非常に早いスピードで身体が大きくなります。 それに応じて、成長期の子犬が必要とするエネルギー量は、成犬のおよそ二倍にもなるといわれています。 しかし成長期が終わると食欲も落ち着いてくるので、量を減らす必要があります。 子犬には、成長期用の高カロリーフードを与えることが多いと思われますが、量の切り替えだけでなく成犬用のドッグフードに替えてあげることも重要です。

成長期の終わった成犬にパピー(子犬)用の高カロリーフードを与えたり、従来通りの量を与えていると栄養過多になってしまい、肥満をはじめ様々なトラブルの原因になります。 注意しておきましょう。

成犬からシニア犬へ

↓減る

犬は一般的に7歳を過ぎると高齢犬の扱いになりますが、この時もドッグフードの量を調整してあげることが大切です。 高齢犬になると、一日における必要カロリーが減少します。 身体機能の低下による運動量の減退、老化によって基礎代謝が落ちることなどが、理由として挙げられます。 そのため、ドッグフードは成犬時に与えていた量よりも減らしてあげましょう。 量が減ることがストレスになってしまう場合は、シニア犬用の低カロリーフードに切り替えてあげてもよいでしょう。

母犬になる

↑増える

ワンちゃんが妊娠した場合も、食事量の調整が必要になります。 なにせお腹のなかの赤ちゃんの分まで、しっかりと栄養を摂らなければなりません。 とくに妊娠中期以降と哺乳期には、維持期の二倍ものエネルギーが必要になります。 それに合わせて、量も調整してあげましょう。

とはいえ妊娠中のわんちゃんは胎児にお腹が圧迫されていたり、つわりが起こったりと、消化がうまくできる状態ではありません。 ですので単純に量を増やすのではなく、与える時間を一日3~4回に増やしたり、子犬用の高カロリードッグフードを与えるなどして、負担を軽減させる工夫をしてあげましょう。

肥満犬にさせないためにも、赤ちゃんが離乳期に入ったら、徐々にもとの食生活に戻してあげることも忘れないでください。

去勢・避妊手術をした

↓減らす?

全てのわんちゃんが該当するわけではありませんが、一般的に避妊・去勢の手術後は太りやすくなるといわれています。 ですので場合によっては、ドッグフードの量を減らして肥満を予防することも必要です。 術後太るかどうかは個体差がありますので、手術をしたからといって、すぐに食事量を減らす必要はありません。 避妊・去勢手術を行うのは成長期の子犬のうちにしてしまうことが多いです。 この時期にきちんと栄養が取れないと、後の成長に支障をこたす恐れがあります。 とはいえ、子犬のうちから肥満傾向がみられるのも良くありませんので、術後太ってきたと感じたら、それなりの対策を取るようにしましょう。

去勢後、食欲が増したり食への関心が強まる犬もいます。 性欲に向いていたエネルギーや関心が、食べることに向けられるためです。 そういった中で、給餌量を減らすことは犬にとって大きなストレスになる可能性があります。 あまりにも量を減らさなければならない場合は、ダイエット用の低カロリードッグフードに切り替えてあげてもいいかもしれません。

ドッグフードを与える量は犬の年齢に応じて変えよう

季節によって変える

あまり知られていませんが、季節の変化によってもドッグフードの量を調整することが必要な場合があります。 夏は夏バテなどにより食欲が減退しますし、冬は寒さをしのぐために多くのカロリーが必要になります。 少し意識して量を調整するだけでも、季節柄の負担を軽減させてあげることができるでしょう。

夏には徐々に減らす

↓減る

夏場は私たちも食欲が減退して、あまり量を食べられなくなってしまいますよね。 それは犬も同じことで、夏場はあまりごはんを食べなくなってしまうワンちゃんも多いです。 身体に負担がかからないよう、初夏ごろから盛夏にかけて少しずつ給餌量を減らしてあげてもよいでしょう。

しかし、犬はパンチング(口を開けて舌を出し、ハァハァと早い呼吸をすること)によって熱を放出します。 これは水分やエネルギーを必要とするので、栄養不足にならないように注意しましょう。 食欲が落ちてしまってなかなか食べてくれない場合は、カロリーの高いドッグフードに切り替えるなどの工夫をしてあげることが大切です。 冷たいお水をこまめに出してあげることも忘れないでください。

冬場は徐々に増やす

↑増える

気温が下がると体表から熱が奪われるため、犬は体温を保つために、冬場多くのカロリーを必要とします。 とくに寒冷地域では、夏と比較して1.5倍のカロリーが必要になるともいわれています。 秋ごろから徐々にドッグフードの量を増やしていき、冬場にしっかりと栄養を摂れるようにしてあげましょう。

そして春になったらまた、少しずつ元の量へ戻してあでます。

ドッグフードを与える量は季節によっても変わる?

体型によって変える

「太り気味」または「痩せすぎ」なワンちゃんへの対策として、最も手っ取り早い方法が「食事量の調整」です。 肥満傾向の犬には給餌量を少なくし、痩せている犬には逆に増やして与えるのです。 極端に量が変わってしまうとかえって負担になるため限度はありますが、ある程度は量の調節で対応できるかと思います。

肥満になったら

↓減る

ワンちゃんが太ってきたら、当然ですが給餌量は減らします。 市販品のパッケージに記載されている「給餌量の目安」は、やや多めに書かれていることもありますので、多少減らしたとしても問題はないでしょう。 しかし突然減らしてしまうと消化器官に負担をかけてしまうので、減量は少しずつおこなうのがポイントです。

痩せすぎの場合

↑増える

痩せている、または瘦せすぎているわんちゃんの場合は、ごはんの量を増やしてあげましょう。 ただ、痩せている犬の場合、食欲がなかったり身体が受け付けなかったりして、一度に多くの量を食べられないことがあります。 その場合はドッグフードを少しずつ増やしたり、カロリーの高いドッグフードに切り替えてあげるなどの工夫をしてあげましょう。

わんちゃんの肥満や瘦せすぎに関する詳細は、以下の記事を参考にしてください。

ドッグフードで犬が太ってしまった!どう対策する?
ドッグフードで犬がやせたらフードの量や質を見直そう

日によって調整する

こちらはその日限り、または期間限りの一時的なものですが、状況によってはドッグフードをあげる量を調整した方がよいときもあります。 その日の食生活や体調に合わせて、柔軟に対応してあげましょう。

おやつを与えすぎた場合

↓減る

おやつを与えすぎてしまった日は、その日のごはんの量を少し減らしてあげましょう。

なぜなら極論をいってしまえば、おやつは本来生きるうえで必要のないものなのです。 そして飼い主さんが普段与えているドッグフードのほとんどが、「総合栄養食」に分類されると思います。 この「総合栄養食」とは、「水とその餌さえ与えていれば、生きていくうえで最低限の栄養を摂取することができる」ものです。 ですので、それにさらに別の食べ物が加わると、カロリー過多や栄養の偏りが生じてしまいます。 そしておやつは、嗜好性を重視しているために大量に添加物が使用されていたり、栄養バランスが取れていないことがありますので、なおさらです。

本来ならばおやつを与えすぎないに越したことはないのですが、「今日はついおやつをあげすぎてしまったな」と感じた日があれば、ごはんの量を少しだけ減らして調整してあげましょう。

この項目について詳しくは、下記の記事を参考にしてください。
おやつをあげたら食事のドッグフードは減らそう

食欲がない場合

↓減る

体調不良や環境の変化などで、どうしても食欲の出ない日は私たちにもありますよね。 犬もそれは同じで、長いこと一緒にいればそういった場面もでてきます。 明らかに食欲がなさそうな場合は、フードの量を減らしたり、ふやかして食べやすくしてあげてもよいでしょう。 食欲不振があまりに長く際は病気を疑ったほうがよいですが、一時的なものであればドッグフードの量を調整することで対応することもできます。

犬がドッグフードを食べなくなった時に考えられる原因と見分け方