ドッグフードを与えるのに適した場所と避けたい場所(室内編)

ドッグフードを与える場所は室内のどこがいい?

室内で飼っているわんちゃんの場合、食事はどこでさせればよいのでしょうか。
食事は犬にとって楽しいものですが、同時に無防備になる瞬間でもあります。
落ち着いて食事ができるように、配慮をしてあげましょう。

基本はケージの中で

ドッグフードを与える場所ですが、基本的にはサークル(ケージ)の中が好ましいです。
子犬の時期は特に、わんちゃんの落ち着ける空間を作ってあげるために「サークルの中は楽しい場所なんだ」と教えてあげることが大切です。
サークルの中で食事(=楽しいこと)をさせてあげることで、サークルを退屈な場所だと思わず、快適に過ごせるようになります。
こうしたしつけを子犬の時期にしてあげると、留守番のさせやすさにもつながります。

また、食事中動物はどうしても無防備になります。
サークルがパーソナルエリアとして定着すると、落ち着いてごはんが食べられるようになり一石二鳥です。

最初のころは、混乱を避けるために同じ場所で与えるのが好ましいですが、慣れてきたら変えても構いません。
わんちゃんがほかの場所でも落ち着いて食事ができたり、サークル以外に食べやすい場所を見つけたようであれば、無理にケージの中にこだわらなくても大丈夫です。
しかしわんちゃんがまだ小さいうちは、しつけもかねてサークルの中で食事をすることを覚えさせましょう。

台所は避ける

ドッグフードを与える場所のうち、避けるべきなのは台所です。
水場が近いため食器が下げやすく、そのようにしている飼い主さんもいるかもしれませんが、台所は誤飲誤食が多いため危険です。
餌を食べに来た時に、飼い主さんが料理をしていた食材がまな板から落ちてきて食べてしまった…ということがおきる可能性もあります。
それが犬にとって無害なものならばよいですが、ネギやチョコレートなど、わんちゃんの身体に合わないものを食べてしまったら大変です。
また、料理中でなくても台所の食べ物をあさったり、食べ物だけでなく刃物による事故の危険性もあります。

基本的に台所は近寄らせるべき場所ではありません。
フェンスで区切るなどして、未然に事故を防いであげましょう。