おやつとしてのドッグフードを与えるタイミングと注意点

おやつとしてのドッグフードはどんな時に与える?

わんちゃんに与える「おやつ」ですが、どんなときにあげればよいのでしょうか。 多くの犬はおやつが大好きです。 喜ぶ姿がかわいくて、ついあげすぎてしまった、もしくは何もないのに与えてしまった、という飼い主さんもいるのではないでしょうか。 しかしおやつは過剰に与えすぎると、偏食や肥満の原因になります。 おやつ以外にも主食のフードがありますので、そちらとの兼ね合いも必要になってきます。

それでは、どのようなタイミングでおやつを与えればよいのでしょうか。

ご褒美としておやつを与える

「おやつ」という概念は、本来人間にしかないものです。 野生動物はお腹が空いたときに必要な量を食べるだけです。 そのためきちんと総合栄養食のドッグフードを毎日与えていれば、栄養面から判断した場合「おやつ」は必要ありません。

しかしご褒美としてのおやつは、しつけや飼い主さんとのコミュニケーションのための有効な手段となります。 正しく与えられるように、適切なタイミングについてきちんと理解しておきましょう。

良いことをしたら与える

おやつをあげるタイミングは、すべて「良いことをしたあと」、つまり「褒めてあげるとき」が望ましいです。 それも直後に与えてあげないと、犬はどうして褒められたのか分からなくなってしまい、しつけとしての効果がなくなってしまいます。 犬が「おすわり」や「待て」などに成功したら、出来ればそこから1秒以内におやつを与えてあげると効果的です。 このとき大切なのは、「おやつを見せずに指示を出す」ということです。 おやつが刺激になってしつけをしてしまうと、「おやつを見せないと言うことをきいてくれない」という事態になりかねません。 必ずおやつは隠した状態で、良いことができた直後に与えてあげるようにしましょう。

ねだられても与えない

おやつをもらえることを学習すると、なかには「おねだり」してくるわんちゃんも出てくるかもしれません。 しかし決してそこで与えてはいけません。 おやつは「褒めるべきときに」「少量」を与えるからこそ意味があるのです。 ねだられてからおやつを与えてしまうと、犬は「ねだればもらえるのだ」と学習してしまいます。 すると頻繁にねだるようになったり、無駄吠えなどの原因にもなります。 本来おやつは犬に必要なものではないので、このような状態にすることは、「おやつをもらえない」という本当ならばないはずのストレスを犬に与えていることになります。 おやつを与えるタイミングはきっちりと守り、メリハリのあるしつけをしてあげましょう。

与えすぎには注意

重複しますが、おやつを与えるときに大切なのは「本来は必要のないものである」という認識です。 おやつは嗜好性が高いですが、栄養面に関してはあまり優れていません。 毎日きちんとした食事を与えている場合、「一日に必要なカロリーと栄養」+「おやつ」という栄養状態になりますので、これではカロリーオーバー、または栄養過多になってしまいます。

しつけなどの理由により、どうしてもおやつを与えなければならない場合は、一日のエネルギー要求量の20%以下に抑えてあげるようにしましょう。 肥満は万病のもとですので、おやつが原因で太ってしまった、という事態は愛犬の身体のためにも避けるべきです。

そのためおやつの形状も、細かくちぎって与えられるものが適切なものになります。 例えばひとつひとつが大きいにも関わらず、硬すぎてちぎれないものや、柔らかくてちぎるとぼろぼろとくずれてしまうようなものはNGです。 与える際に丸ごとひとつを与えなくてはならなくなるため、すぐにカロリーオーバーになってしまいます。 ジャーキーのような、ちぎっても形がくずれず与えやすいものがベターです。

まとめ
しつけにおいて、おやつを与えることだけが効果的なのではありません。 犬の縦社会におけるコミュニケーションは、食べ物ではなくスキンシップで行います。 何かに成功したときに飼い主さんが褒めてなでてあげるだけでも、犬は十分幸せなのです。 「食べ物だけで繋がった関係」にならないように、おやつに頼りすぎるのは控えましょう。 物抜きにしても、犬との信頼関係を築いていくことが大切です。