ドッグフードの原材料「ミートボーンミール(肉骨粉)」の危険性

ドッグフードの原材料「ミートボーンミール(肉骨粉)」

ミートボーンミール(肉骨粉)とは

ミートボーンミールとは、その名の通り「動物の骨やその他の部位を砕いて粉状にしたもの」です。
ミートミール(ドッグフードの原材料「肉粉・ミートミール」とは?リスクも解説)とほぼ同義語ですが、その中でも比較的骨の含有率が高いものがミートボーンミールと呼ばれます。
別名肉骨粉とも呼ばれていますので、ドッグフードの原材料表示にはこちらの名称で記載されていることもあります。

ミートボーンミール(肉骨粉)の危険性

ミートボーンミールは2007年1月より、条件付き()でドッグフードへの使用が認められました。
しかしミートボーンミールの状態になってしまえば、材料はほとんど原型をとどめていないことになります。
つまり、かさ増しとして安価で粗悪なものを混ぜても、それが露見しにくいということです。

また、ミートボーンミールにはおよそ可食部分とは言えないような部分(壊死した内臓、嘴、爪、被毛など)が使用されている可能性も否めません。
その理由は上記の通り、食材が材料の原型をとどめていないためです。
100%危険である、とは当然言い切れませんが、そういったリスクがある以上、100%安全であるとも限らないのです。

ミートミールやミートボーンミールが使用されているドッグフードは、比較的安価で粗悪なものが多いです。
ドッグフード選びの際は、ミートボーンミールが使用されていないものを選ぶのが無難でしょう。

※農林水産省において、「ウシ由来の原材料の混入がなく、安全性の確認できるもの。具体的には、豚や馬など」という基準が設けられており、これをクリアするとペットフードに使用することが可能になります。