水分量からみるドッグフードの種類と違い

水分量からみるドッグフードの種類と違い

ドッグフードは水分含有量によって、おおまかに4つの種類に分けることができます。

  • ドライタイプ
  • ソフトドライタイプ
  • セミモイストタイプ
  • ウェットタイプ

その特徴を、以下の表にまとめました。

ドライタイプ ソフトドライタイプ セミモイストタイプ ウェットタイプ
水分含有量 3~11% 25~35% 25~35% 70~80%
特徴 水分量が少なく、硬い。
  • 加熱気泡処理がされている。
  • 半生。
  • 発泡はさせない。
  • 半生フード。
  • 水分量が多く、柔らかい。
  • 嗜好性が高い。
メリット
  • 長期保存が可能
  • 与える際の手間がかからない
  • 栄養価が高い
  • 歯やあごの劣化を防ぐことができる
  • コストパフォーマンスが高い
  • 食いつきが良い(嗜好性が高い)
  • 与える際の手間がかからない
  • 柔らかく、噛みやすい
  • 食いつきが良い(嗜好性が高い)
  • 与える際の手間がかからない
  • 柔らかく、噛みやすい
  • 食いつきが良い(嗜好性が高い)
  • 多くは減菌加工が施されるため、添加物が使用されにくい
  • 開封前ならば長期保存が可能
  • 脱水予防が可能
  • 消化しやすい
デメリット
  • 食いつきが悪い(嗜好性が低い)
  • 水分量が少ないため脱水に注意
  • 腐りやすい
  • 多量の添加物が含まれる
  • カロリーが高い
  • 腐りやすい
  • 多量の添加物が含まれる
  • 栄養価に偏りがあるため、常食には不向き
  • 与えすぎると好みが偏る可能性がある
  • コストパフォーマンスが低い
  • 口臭の原因になる
  • 歯や顎の劣化の原因になる
総括 特に問題がなければドライタイプを与えるのが良い 性質上添加物が多く含まれるため、特別な理由がない限り避けたほうが良い 性質上添加物が多く含まれるため、与えすぎに注意 総合栄養食でないものもあるため、常食させる際は確認が必要

メリット・デメリットを比較していえることは、ドライタイプのドッグフードが総合栄養食として最も適しているということです。
比較的添加物が含まれにくく、栄養価も高いです。
また、長期保存が可能でコストパフォーマンスも良いです。
硬く、噛むのに力を必要とするため歯やあごの劣化防止にもつながります。

好き嫌いが激しい、歯が弱い、消化機能が落ちているわんちゃんにはウェットタイプのドッグフードが適しています。
与える際には総合栄養食であるか、必要な栄養がきちんと含まれているかを確認するようにしましょう。

ソフトドライタイプ、セミモイストタイプは嗜好性は高いですが多量の添加物が含まれるため、愛犬の健康を考えるのであれば必要以上に与えるべきではありません。

それぞれの特徴を理解したうえで、犬に合ったドッグフードを選んであげましょう。