犬のお留守番に便利なドッグフード用食器の選び方

犬の留守番に適したドッグフード用食器を選ぼう

飼い主さんにもそれぞれ生活がありますので、1日中わんちゃんに付きっきり、というわけにはいきませんよね。
わんちゃんとの生活の中で、「お留守番をさせる」機会は必ず出てきます。
そういった場合、どのような食器がドッグフードを入れるのに最適なのでしょうか。

事故の起こりにくい安全なものを

お留守番の際に、まず優先すべきなのが「犬の安全を守ること」です。
何か事故があったときにも、飼い主さんが家にいなければ対処ができませんし、帰るまで気づくことすらできません。
ですので、起こりうる事故を最大限、事前に防げるように工夫することが大切です。

例えば、噛み癖のあるワンちゃんには、プラスチック製の食器は不向きです。
留守番中に食器を噛み、破片を飲み込む恐れがあるからです。
また、水を入れたのがステンレス製の不安定な食器だった場合、不注意でひっくり返してしまうこともあるかもしれません。
夏場の長い留守番中にお水を全てまき散らしてしまったら、笑い事では済まなくなります。

飼い主さんの目がないところで、思わぬトラブルがあるかもしれないということを意識して、食器選びをしましょう。
誤飲防止ために噛み砕くことのできない素材や、割れないものが最適です。
食器をひっくり返さないように、富士山型の安定した形のものも適しています。

留守番用に工夫された食器

「安全を守ること」は最低限気を付けるべきことですが、「わんちゃんが快適に留守番ができるように」工夫することも大切です。
ただ与えるだけの食器ではなく、わんちゃんのために工夫して作られたものがたくさんあります。

退屈させない工夫

留守番に効果的な道具のひとつに、おやつやフードを入れておけるゴム製のおもちゃがあります。
ボール型、コロネ型、円盤型など様々な種類のものがあり、与えておけばおもちゃの中の餌を取り出すのにわんちゃんが夢中になってくれるすぐれものです。
留守番の時に与えておけば一匹でも遊ぶことができ、効果的です。

お留守番中におもちゃの誤飲をしたり、歯が欠けてしまっては大変ですので、適度な大きさのもの(丸呑みができないもの)や、固すぎず柔らかすぎないものを選んであげましょう。
爪先でそのおもちゃを押して、1~2秒で爪痕が消えるくらいの固さがちょうどいい固さです。

留守番や退屈が苦手なわんちゃんに、ぜひ試してみましょう。

規則正しく食べさせるための工夫

飼い主さんが旅行や急用で、わんちゃんを数日間留守番させなくてはならないこともあるかもしれません。
そんな時、食事はどのようにすればよいでしょうか。
例えば二日間家を空ける場合、朝夕二回でごはんを食べているわんちゃんに与えるべき餌の量は、単純計算で4回分です。
とはいえ家を出る飼い主さんには、4度分のごはんを置いていくことくらいしかできません。
しかしわんちゃんは基本的に出されれば出された分だけ食べてしまうので、普段のように規則的な食事ができるとは限りません。

ペットホテルなどを利用するのもひとつの手ですが、人見知りな性格の子にとってはむしろ、慣れた家で残るほうが精神衛生上良い場合もあります。
また、急な用事などでペットホテルの予約が取れないことも考えられます。

そのようなケースのために、長期間のお留守番に適したタイマー付きの食器が存在します。
タイマーをセットすると、その時間に合わせてごはんやお水が出てきます。
中には、飼い主さんの声を録音し、食べさせるときに音声を流すことができるものもあります。
大きなタンクから指定時間に落ちてくるものや、数回分に仕切られたケースに餌を入れ、時間になるとその蓋が開く、という仕組みのものまで様々です。
わんちゃんが誤って噛んだりしないように、設計や素材に工夫を施しているものも多いです。

日をまたぐような長いお留守番の際は、試してみるのもよいかもしれません。

※とはいえ、フードの放置は酸化を引き起こしますので、留守中のドッグフードの劣化は避けられません。
1~2度ですぐに体調に影響するわけではありませんが、そういったことも頭に入れておきましょう。
きちんとごはんを与えてくれる相手(ペットホテルの店員さんや、代わりに犬のお世話をしてくれる知人など)がいるならば、頼むに越したことはありません。