ドッグフードの原材料「牛(ビーフ)」の栄養素とBSEについて

ドッグフードの原材料「牛(ビーフ)」

焼いた時に漂う香りや脂肪の甘み、部位によって異なる味わいなど、多くの魅力を持つ牛肉は、人間にもワンちゃんにもファンの多い食材です。 鶏肉には負けますが、牛肉も、ドッグフードのタンパク源として頻繁に使用されています。 牛肉といえばタンパク質が豊富というのは多くの人が抱くイメージでしょう。しかし、牛肉にはたんぱく質の他にも体に嬉しい栄養素がタップリと含まれているのです。 牛肉の用途や栄養素、そして牛肉を語る上では切り離せない牛海綿状脳症(BSE)について、解説していきたいと思います。

牛肉はワンちゃんたちにも大人気

牛は、その肉や舌、心臓、肝臓、胃袋、腸から尻尾まで、さまざまな部位が食用とされており、「捨てる部分が(ほとんど)ない」と称される家畜です。 レアでもよく焼いても美味しく食べられる牛肉は、人間からも大人気ですが、一説によると、ワンちゃんが最も好む肉も牛肉であるといわれています。 参考までに、犬の好みやすい肉の種類を5位まで挙げると、

  • 1位 牛肉
  • 2位 豚肉
  • 3位 羊肉
  • 4位 鶏肉
  • 5位 馬肉

となるということです。

当たり前のことではありますが、ワンちゃんが喜ぶ食材を使うと、嗜好性の高いフードを作ることが可能です。 そのため牛肉は、ドライフード、ウエットフード、犬用おやつ問わず、多くのドッグフード類に使用されています。 ウエットフードにおいては、子犬やシニア犬でも食べやすいミンチ状のものから、肉のしっかりとした歯ごたえが楽しめる角切りまで、色々な商品が販売されています。 牛肉を使ったワンちゃん向けのおやつの種類も豊富です。 ジャーキー(干し肉)はもちろんのこと、チップスやふりかけ、牛皮は歯磨きガムにも利用されています。こうしたおやつ類には、肉の部分が使われることが最も多いですが、中には舌(牛タン)や心臓(牛ハツ)など、ちょっと贅沢な素材を使用したものも売られています。

タンパク質やビタミンB群、鉄分などを豊富に含有

牛肉の部位・産地別 栄養素含有量比較(可食部100g当たり)
栄養素 単位 肩ロース
(和牛)
肩ロース
(輸入牛)
ヒレ
(和牛)
ヒレ
(輸入牛)
もも
(和牛)
もも
(輸入肉)
エネルギー kcal 411 240 223 133 246 182
タンパク質 g 13.8 17.9 19.1 20.5 18.9 21.2
脂質 g 37.4 17.4 15 4.8 17.5 9.6
ビタミンB1 mg 0.06 0.07 0.09 0.1 0.09 0.09
ビタミンB2 mg 0.17 0.2 0.24 0.25 0.2 0.21
ビタミンB12 μg 1.1 1.8 1.6 2 1.2 1.6
mg 0.7 1.2 2.5 2.8 1 1
アラキドン酸 mg 23 23 36 21 28 23

上の表は、部位と産地(日本産/外国産)ごとに、牛肉の主な栄養素の含有量を比較したものです。 牛肉にはさまざまな部位が存在しますが、その中でもよく食べられている肩ロース、ヒレ、もも肉を選んでみました。 肩ロースは、適度な脂肪のお陰でやわらかく、コクのある味わいが特徴です。 ヒレやもも肉は脂肪分が少なく、さっぱりとした味がします。その淡白さは、人によっては物足りなく感じるかもしれません。 しかし、タンパク質やビタミンB 群、アラキドン酸などは肩ロースより多く含まれており、栄養価は高いのです。

ご覧の通り牛肉は、同じ部位であっても、和牛か輸入肉かによって、エネルギー量や脂質の含有量が大きく異なります。 輸入牛に比べ、和牛は全体的にエネルギー、脂質ともに高めです。 これは、日本では牛のエサとして牧草と穀物類を併用することが一般的であるのに対し、海外では牧草のみで育てることが多いためです。 日本では、キレイな網目状に脂が入った「脂肪交雑」(通称:霜降り)が良好な肉ほど美味しいとされ、価値が上がります。 そのため牛に穀物を与え、体に脂肪が溜まりやすくするのです。さらに、筋肉量を低下させ、脂肪の割合を上げるため、ビタミンAの給与量の制限が行われることもあります。

必須アミノ酸をバランスよく含むタンパク質

「牛肉は良質のタンパク質が豊富である」とよくいわれます。 「良質のタンパク質」とは何とも曖昧な表現ですが、「必須アミノ酸をバランスよく含んだタンパク質」のことを意味しています。 必須アミノ酸とは、動物の生命維持に欠かせない栄養素であるにもかかわらず、体内で作りだすことが不可能、または少量しか合成できないため、食品などを通して摂取することが「必須」なアミノ酸類の総称です。 必須アミノ酸の種類と数は、動物の種によって異なります。 ワンちゃんの必須アミノ酸は10種類、人間は9種類、猫ちゃんは準必須アミノ酸を含めると少し多めの13種類です。

動物は、アミノ酸の存在がなければ、たとえタンパク質だけを大量に摂取しても、それを体内でうまく使うことができません。 食物として取り込まれたタンパク質は、体の中で一度細かく分解され、再びその動物の体に適したタンパク質へと生まれ変わります。 このタンパク質の再合成の際に、アミノ酸類がきちんとそろっていることが必要なのです。 アミノ酸の種類や含有量が少ない食品は、いくらタンパク質が豊富に含まれていても「タンパク源としては価値の低い」ものとなってしまいます。

食品に必須アミノ酸がバランスよく含まれているかを示す値が、アミノ酸スコア(Amino Acid Score)です。 アミノ酸スコアの最大値は100と設定されており、数値が高いほど、必須アミノ酸が不足なくしっかりと含まれていると判断されます。 気になる牛肉のスコアは最大値の100です。この値は、牛肉が非常に優れたタンパク源であることを物語っています。

タンパク質は、肉や皮膚、血液、骨、内臓、被毛、爪などの原料となり、ワンちゃんの体を作り上げています。それだけではなく、体内の各種酵素やホルモン、免疫物質なども、タンパク質から作られているのです。 さらにタンパク質は、1g当たり4kcalというエネルギーも秘めており、体を動かすための燃料としても活躍します。 タンパク質が不足すると、免疫物質が満足に作られなくなり、感染症への抵抗力が低下する他、筋肉量の減少、思考力のダウン、傷の治癒の遅延、成長期の子犬であれば発育が阻害されるなど、さまざまな悪影響がみられるようになります。 上記の表を見ると、和牛よりも輸入牛の方が、タンパク質が多く脂質が少ないヘルシーな肉質であることが分かります。 体脂肪の減少と筋肉の増量を目指したい肥満ぎみのワンちゃんには、輸入牛の方がよいでしょう。もちろん、なるべく脂肪の少ない部分を選んであげてください。

ビタミンB群が豊富

牛肉はタンパク質だけでなく、ビタミンB群を多く含む食材でもあります。 中でも、ビタミンB1、B2、B12が豊富です。 それぞれの栄養素の特徴を簡単にご説明します。

ビタミンB1

ビタミンB1は、炭水化物がエネルギーとして変換される際に活躍する栄養素です。 また、エネルギーが生まれる際にできる副産物である乳酸を代謝して、エネルギー源へとリサイクルするためにも、ビタミンB1が必要です。 愛犬にビタミンB1をしっかりと摂取させることで、疲労感や夏バテの軽減が期待できるでしょう。 さらにビタミンB1は、尿の排泄をスムーズにしたり、筋肉の収縮運動などにも関わっています。

ビタミンB2

ビタミンB2も、ビタミンB1と同様に、栄養素からエネルギーを生み出す際にサポート役として働きます。 エネルギーとなる栄養素には、炭水化物とタンパク質、そして脂肪があります。   ビタミンB2はこれら全ての栄養素に関わっていますが、最も消費量が大きくなるのは、脂肪の燃焼時です。

脂質からは1g当たり9kcalという多くのエネルギーが作られます。 ビタミンB2をしっかりと摂取させることで、脂肪の燃焼が促進され、効率よくエネルギーが生み出されます。 活動量の多いワンちゃんやスポーツをしているワンちゃんなどには、特にしっかりと摂取させたい栄養素がビタミンB2です。

ビタミンB2が不足すると、脂質の燃焼がスムーズに行われなくなります。 エネルギーに変わることができなかった脂肪は体内に蓄積され、肥満に繋がります。 ビタミンB2は、活動的なワンちゃんだけでなく、ダイエット中のワンちゃんの味方でもあるのです。 さらにビタミンB2は、「発育のビタミン」という異名の通り、ワンちゃんの被毛や皮膚、爪などの生まれ変わりを助けてくれる働きも持ちます。

ビタミンB12

ビタミンB12は、葉酸と協力し合って働くことの多い栄養素です。 特に重要な働きには、赤芽球という細胞を分裂させ、健康な赤血球を作り出すということが挙げられます。 ビタミンB12と葉酸のどちらが欠けても、赤芽球の分裂が阻害され、赤血球が満足に作られなくなってしまいます。 赤血球は体内の隅々まで酸素を運ぶ役割を持ちますから、これが不足すると息切れや動悸、めまい、易疲労感、消化不良などといった貧血症状が現れます。 症状は鉄分不足で起こる鉄欠乏性貧血と同様ですが、ビタミンB12不足で起こる貧血は、巨赤芽球性貧血と呼ばれます。

それぞれのビタミンB群に関する詳細は、こちらの記事をお読みください。
ドッグフードのビタミンB1の働きとは?欠乏した犬はどうなるの?
ドッグフードの栄養素「ビタミンB2」の働きと欠乏の危険性
ドッグフードの栄養素「ビタミンB12」の働きと欠乏のリスクとは?

吸収性に優れるヘム鉄を含む

牛肉に含まれている鉄分は、ヘム鉄と呼ばれる種類です。 鉄にはヘム鉄と非ヘム鉄が存在し、動物性食品に多く含有されているヘム鉄は、吸収率が良いことで知られています。 植物性食品の非ヘム鉄は、食品の種類によっても異なりますが、平均では約5%程度しか吸収されないといわれています。 対して、牛肉を始めとする動物性食品に含まれるヘム鉄は、およそ30%程度が吸収されるのです。これは非ヘム鉄の約6倍もの値になります。

鉄分は、血管内を流れ、全身へ酸素を送り届ける赤血球の構成成分ヘモグロビンや、筋肉の中で酸素を受け取り蓄えるミオグロビンの原料です。 特に妊娠中や授乳中の母犬は、鉄分が不足しがちです。鉄不足による貧血を防ぐためにも、牛肉などを利用して、効率よく鉄分を補ってあげましょう。 上の表の通り、牛のヒレ肉には、100g当たり2.5g(和牛)、2.8g(輸入牛)と、豊富な鉄分が含まれています。ワンちゃんに鉄分を補給させたい時には、ヒレ肉がおすすめです。

全年齢のワンちゃんに役立つアラキドン酸

牛肉には、脂肪酸の一種であるアラキドン酸も豊富に含まれています。 アラキドン酸は、お腹の中の赤ちゃん犬から年齢を重ねたワンちゃんまで、どのようなステージの犬に対しても重要な働きを持ちます。 胎児や成長期のワンちゃんの脳の発育に関わる一方で、シニア犬の記憶力や学習能力のコンディションを維持する作用もあるといわれているのです。 さらにアラキドン酸には、体の抵抗力を上げる、胃の粘膜を保護する、細胞膜の原料となるなど、健康に対する多くの効果が期待できます。 脂肪酸だけあって、脂質の多い和牛の方が、アラキドン酸の含有量は多いです。

牛海綿状脳症(BSE)について

牛海綿状脳症(BSE)の原因と症状

「牛肉の安全性」と聞くと、真っ先に狂牛病を思い浮かべる方は多いのではないでしょうか。 狂牛病は正式名称を「牛海綿状脳症(うしかいめんじょうのうしょう)」といい、英語での名称「Bovine Spongiform Encephalopathy」の頭文字を取って「BSE」と呼ばれることもあります。

BSEは、糖たんぱく質の一種であるプリオンが変質した「異常プリオン(悪玉プリオン)」に感染することによって発症します。 感染源は主に、異常プリオンに感染した家畜を原料として作られた肉骨粉(ミートボーンミール)(※1)の摂取です。

異常プリオンに感染した牛の脳組織は、スポンジのようにスカスカになり、

  • 聴覚や触覚が異常に敏感になる(神経の過敏)
  • 食欲がなくなる
  • 体重が減少する
  • いら立ち、攻撃性が上昇する
  • 何の前触れもなく暴れ出す
  • 鬱(うつ)状態になる
  • 立ち上がって歩くことができなくなる
  • 体が麻痺する

など、さまざまな症状を引き起こします。 現在でも治療法はみつかっておらず、発症してから早くて2週間、遅くても半年程度で死亡してしまうことが一般的です。

※1 肉骨粉・・・牛や鶏、豚、馬、羊など、食肉となる動物の肉を取り除いた後に残る部分(血液、内臓、骨など、通常食用とならない部位)を加熱殺菌し、乾燥、粉末状に加工したものです。家畜の飼料や、畑にまく肥料として用いられます。肉骨粉には栄養価が高いという利点がありますが、BSEに感染した家畜が原料となっていた場合には、それを食べた動物が異常プリオンに感染してしまう危険性があります。

犬へのBSE感染は確認されていない

BSEは、牛が感染した場合には牛海綿状脳症と呼ばれますが、羊の場合はスクレイピー病、人間ではクロイツフェルト・ヤコブ病とそれぞれ別々の病名が付けられています。 牛、羊、人間以外にも、ヤギや鹿、カモシカ、トラ、ダチョウなど、多くの動物でBSEの感染が確認されています。

このように、BSEは種の壁を越えて、さまざまな動物に感染するリスクがある病気です。 ここで、愛犬家として最も心配になるのは、「BSEはワンちゃんへも感染するのか」ということではないでしょうか。

結論から申し上げれば、2018年3月現在までに、BSEが犬へ感染したという事例は報告されていません。 BSEは、動物の体内に元から存在する正常なプリオンタンパク質を、異常プリオンが変質させることによって発症します。 ワンちゃんにBSEの感染がみられない理由としては、「犬のプリオンタンパク質は安定性に優れており、異常プリオンの悪影響を受けにくい」という説が有力です。

とはいえ、BSEに対してワンちゃんが100%安全であるかどうかは、まだハッキリとは分かっていません。 イギリスでは猫のBSE感染が77例報告されており、感染経路はBSEに罹患した牛を使ったペットフードの摂取であると考えられています。 ワンちゃんの身に同様のことが絶対に起こらないという保証は、現在のところありません。

ペットフードへの肉骨粉の利用状況

BSEは感染症ではありますが、その原因は細菌でもウイルスでもないという、極めて珍しい疾患です。 異常プリオンはタンパク質ですが、タンパク質を分解する酵素であるプロテアーゼでも処理できず、130℃で30分間熱し続けても壊れないという厄介な病原体です。 さらには、動物の持つ免疫機能でもやっつけることができません。 そのため、異常プリオンを体内に摂り入れないことが、BSEへの唯一の対策となります。

日本では2001年10月以降、BSEの感染対策として、ペットフードや家畜飼料への肉骨粉や肉粉(ミートミール)の使用を全面的に禁止していました。 しかしBSE騒動の鎮静化に伴い、2007年12月より、牛以外の動物を原料とした肉骨粉の使用が解禁されています。 とはいえ、肉骨粉のドッグフードへの利用率は低く、国内では主に鶏を使ったチキンミールが代用品として使われています。

また、牛の異常プリオンは、眼球や脳、こめかみ付近の肉、脊髄、扁桃、小腸の端の2mほどの部位など、限られた部位に分布しています。 「通常食用とされる肉や内臓部分には含まれていないので、安心して摂取してよい」と考えられてはいますが、その安全性は、上に示したような危険部位が「完全に除去されていること」が条件です。 「本当に危険部位は適切に処理されているのか」、「混入は一切ないのか」という点は、私たち消費者には見えない部分であり、メーカーを信じる他に方法がありません。

ニュージーランド産の牛肉が世界一安全だといわれる理由

いまだ完全には不安を払拭できないBSEですが、そんな中でもニュージーランド産の牛は、これまでに一度もBSEを発症しておらず、世界一安全性が高いといわれています。

ニュージーランドでは、食肉に対して厳しい管理体制が敷かれ、家畜の飼育から食肉へ加工されるまで、一貫して安全性に配慮されています。 さらに、島国であるニュージーランドは、他国からの感染症などが入り込みにくく、クリーンな状態が保たれやすいというメリットもあるのです。

また、99%以上の牛が、自然放牧によってのびのびと育てられている(このような牛のことを「グラスフェッドビーフ」と呼びます)という点も見逃せません。 ニュージーランドの牧草は栄養価が高く、それだけで牛たちが必要とする栄養素が賄えるため、栄養補給の目的で肉骨粉を与える必要性がないのです(そもそもニュージーランドでは肉骨粉の輸入自体が禁じられています)。

ワンちゃんの嗜好やアレルギーなどの関係で、「牛を使ったドッグフードを食べさせたいけれど、BSEが心配」とお悩みの飼い主さんでも、ニュージーランド産の原料を使ったフードであれば、比較的安心して与えられるのではないでしょうか。 もちろんその際には、添加物の有無や愛犬のアレルゲン(アレルギーの原因となる物質)となる食材が使われていないかも、きちんとチェックしてあげましょう。

まとめ

必須アミノ酸が豊富なタンパク質を含み、嗜好性も抜群な牛肉は、肉食傾向の強い犬たちにとって非常に適した食材です。 しかし、脂質やエネルギー量(カロリー)も高めであるため、体重が気になるワンちゃんは過剰摂取に特に注意が必要です。 私たち飼い主は、ドッグフードに加工される牛肉の部位について、「脂身は控えめで」などと選ぶことはできません。 推奨されている適正量をきちんと守り、愛犬の体重に気を配りながら、適宜フードを増減してあげることが大切です。

しかし、家庭で犬ごはんを手作りするのであれば、脂肪分の少ない赤味肉を使うなど、カロリーの調節が可能です。 脂肪が少なくヘルシーな部位には、ヒレ肉やもも肉が挙げられます。どちらもビタミンB群や鉄は豊富に含まれているため、栄養素はしっかりと摂れ、カロリーは抑えられるという優れた部位です。 スーパーの精肉コーナーには、牛肉のさまざまな部位が並べられています。ワンちゃんの食欲や状態に合わせて使い分けることができるのも、牛肉のメリットのひとつです。